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理解されない苦しみ(発達障害)

発達障害といっても自閉症スペクトラムからADHD、LDなど、幅広い特性や特徴があって同じ発達障害当事者でも性質も性格も全く違う。

 

当然、私もとっても似てる近いアスペルガーの人もいれば、何だかちっとも違う人も居て、ADHDの人にも似ていたりする。

 

だけど、きっときっと全ての人に共通することがある。

 

それは

 

「理解されない苦しみ」

 

たとえ家族だろうが友達だろうが、恋人だろうがパートナーだろうが、本人の様々な気持ちや考えは到底理解されることはほとんどない。

 

たとえば、その中に

  • 言葉の裏を読むことができない
  • 冗談が通じない
  • 言葉をそのまま鵜呑みにしてしまう

 

というものがある。

 

色々特性はあるもののアスペルガーの人は特にこの「言葉」というものを何よりも大切にしている。

 

本音と建前とかそもそも本音しか私の辞書にはない。

 

冗談とか本当に分からない。

 

アスペルガーの人にとって「言葉」とは他者とコミュニケーションを取るための唯一無二のツールなのだと私は思う。

 

私の場合

 

  • 空気を読もう!
  • 本心を理解しよう!

 

子どもの頃からの生い立ちや環境のせいで他の発達障害の人より相手の気持ちを多分きっと人一倍勘ぐって探って考えて考えて考え抜くところがある。

 

当たってるか外れてるかは別として24時間、そのことばかり考えてしまうくらい考えて考えて必死に自分の脳みそをフルに使う。

 

だからこそその唯一の頼りであり唯一のツールである「言葉」は、アスペルガーの人にとって、それはそれはとてつもない大切なものなのだ

 

一見便利で一見頼みの綱である「言葉」というそのツールは、発達障害の人にとってはある時とてつもない凶器にさえなる。

 

普通の人が思ってる以上に想像してる以上にその「言葉」で簡単に深い傷を負わすこともできる。

 

極端な話「死」に追い込めるくらいの威力と殺傷能力が「言葉」にはあるのです。

 

 

私が当事者代表として社会に何か発信できるとするならば

 

「冗談に決まってるじゃん」

「売り言葉に買い言葉だよ」

「いつまでも根に持つなよ」

 

そんな風にアスペルガーの人の傷を簡単に笑い飛ばさないで欲しいのです。

 

心がえぐりとられたようなその傷を、自分の価値を完全に否定されたようなその傷を、「冗談」とか「つい」とかそんな簡単に片付けないで欲しいのです。

 

 

その痛みやダメージはきっと普通の人には想像のつかないレベルです。

 

簡単にその「言葉」を忘れたり「ま、いっか」なんて笑い飛ばしたり、右から左に受け流すなんてことアスペルガーの人には到底できないから、「そんな風に生きていけたら・・・」と子どもの頃からずっと憧れ願いながらもそれが出来ないまま大人になってしまったのが大人のアスペルガー。

 

 

だから、もしも周りにアスペルガーの人がいたらどうか「言葉」を大切に扱って下さい。

 

別に、気を遣って下さいということではなくて、そんな凶器を皆さんは持っているということを少しでも多くの人に知ってもらえたらと思うのです

 

 

アスペルガーの取扱説明書の1ページとして・・・

 

 

 

 

 

 
 
 
 
執筆者
 

岡田沙織

 NPO法人若者メンタルサポート協会 理事長

 

1973年2月生まれ

幼少期から波瀾な人生を送り、両親の離婚・孤独な幼少期・小3でリストカット・いじめ・ドラッグ・自殺未遂・15歳で水商売・暴走族・家出・レイプ・DV・刺青・離婚・うつ病・生活保護・父親の裏切りetc、その他数々の経験をする。

幼少期からの波瀾な人生経験を活かし、若者の自殺防止をメインとした活動を行なう。
リストカット・虐待・不登校など生きづらさに苦しむ若者から、子育てに悩む親御さん、恋愛や結婚問題などで悩む方まで、日々全国からの相談に対応している。

 

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