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死にたいのは9月1日だけじゃないし、ただ逃げりゃいいのか問題
2017/08/31
子育て

8月も終わります。

 

中にはもう学校が始まっている人もいるかもしれませんね。

 

8月の終わりに差し掛かると、9月1日問題が話題になりますね。

 

2015年の調査において、9月1日は、1年の中でも18歳以下の自殺者数が突出して多くなる日で、他の日の約2.6倍であることがわかりました。

 

ちなみに、翌日の9月2日は4番目、8月31日は5番目に多い約2倍です(2015年内閣府「自殺対策白書」)

 

学校が始まるという時期に、不安が高まって、学校が始まるその日に、

 

どうしても行きたくなくて・・・。

 

「学校に行きたくない」

 

その一言を飲み込んで、命を絶つ人がこの日に100人以上いたわけです。

 

結論から言います。

 

学校は命を削ってまで行くところではありません。

 

学校には行かない選択肢があってもいいです。

 

「死にたいくらい行きたくないなら、学校は休んでください。大丈夫です。」

 

学校を辞めたくないわけではないけれど、

 

学校に今は行きたくないという人もいるかもしれません。

 

そういう人は、一時的に避難する意味で、学校を休むことも良いでしょう。

 

ただ「学校休んでどうするの?」って人もいるんじゃないかと思うんです。

 

確かに、死にくらいなら学校は休んでいいんです。

 

でも、休んだから現状が変わるわけでもないし、

 

9月2日になったら何事もなかったようにハッピーになることはあまりないでしょう。

 

休んだその先の道が見えないのに、ただ休めと言われても逆に困ってしまう人もいるかもしれません。

 

そうすると、「学校を休みましょう」だけでは少し足りなくて、

 

「どうしてもしんどくて死ぬ選択肢を選ぶよりは、まずは学校を休みましょう、

 

そして、今の気持ち、今後どうして行きたい、何はしたくない、何ならできそう、などを一旦立ち止まって整理して考えよう」

 

という点が大事になるのではないかと思われます。

 

長いので、一言で言えば、さくせん「いのちをだいじに」です。

 

さくせん「いのちをだいじに」

 

細かい事情を言い出せばキリがないですが、

 

生きるための選択肢はひとつではありません。

 

でも、しんどい中にいる時に自分一人で答えを出そうとすると、

 

選択肢は見えにくく、

 

将来の希望なんてみえにくくなりがちです。

 

むしろ、悪いことばかりが目につくようになります。

 

細かい事情を含めて辛い時に一人で考えて答えを出すことは、

 

結構難易度が高い作業です。

 

今の気持ちとか、

 

どうしたいとか、

 

何はしたくないとは、

 

何だったら大丈夫かなとか、

 

まずは、一人で考えてみるという人は、

 

思っていることを、ただノートに書き出してみましょう。

 

スマホや携帯に打つよりも紙に書き出してみてください。

 

それで少し気持ちが整理される人もいます。

 

頭の中で全部を処理しようとすると、頭がパンクしまいます。

 

だから、それを頭の中から全部出して、

 

整理してみようという作業が「書き出す」ということです。

 

 

それでも、整理がされない時は、できれば誰かに相談してみてください。

 

自分一人で考えるのに、限界が近づいているかもしれません。

 

それは自分自身の余裕がないという点も大きいです。

 

 

よく眠れていなかったり、やたら無気力だったり、

 

わけもわからず涙が溢れたり、起き上がれなかったり、

 

そんな時は、もしかしたらうつの症状が強くなってる可能性もあるので、

 

休む+医療機関受診も考えてみてください。

 

相談する人とは?

 

家族、友達、担任の先生、教科の先生、部活の先生、学年の先生、保健室の先生、

 

スクールカウンセラー、他にも色々あるかもしれません。

 

身近な人にはちょっと相談しにくい人は、住んでいる地域の名前と「教育相談」などで検索すると、地域の無料相談窓口が見つかったりします。

 

例)「新宿区 教育相談」「姫路市 教育相談」など

 

ちなみに東京都では、こんな相談もやっています。

 

東京都教育相談センター

(平日)9時〜21時

(土日祝)9時〜17時

☎ 03-3360-8008 ※対面相談やメール相談も可能

 

 

東京都いじめ相談ホットライン

(24時間)

☎ 03-5331-8288

 

学校の先生には、無理矢理登校をさせることがいいわけではないという認識も以前に比べて、広まりつつあるように思います。

 

だから、学校にいる大人の方が案外「休んで様子を見てみようか」と言ってくれる場合も少なくないかもしれません。

 

この人になら分かってもらえるかもという人、もしいそうだったら、

 

思い浮かんだ先生や大人に話してみてください。

 

大人に相談したほうがいい理由としては、

 

学校を休むという状況を、大人が動くことで作りやすいという点があります。

 

ただ、そうは言っても、言い出しにくい人はいるでしょう。

 

そういう人は、先ほどの住まいの地域の教育相談の人に相談をしてみるのもひとつでしょう。

 

案外、日常的に関わりのない人の方が相談はしやすいこともあるようです。

 

電話が苦手な人は、以下のような無料の相談機関も参考にして見てください。

 

若者メンタルサポート協会(LINEでの相談実施)

http://wakamono-support.jp

日本オンラインカウンセリング協会(3往復の無料メール相談)

http://online-counseling.org/?p=901

 

とにかく、一人でなんとかしようと抱えすぎると、

 

どんどん不安ばかりが募って、何がなんだかわからなくなってしまいます。

 

そうすると、どんどん余裕がなくなって、

 

余裕がないから余計に先々の心配が増してしまうネガティブなスパイラルに陥ってしまいます。

 

そして、もう考えたくない気持ちが爆発した時に、

 

緊張の糸が途切れて、心身の調子を崩したり、

 

「死にたい」という気持ちがピークに達したりしてしまうのです。

 

だから、できれば一人で抱えないで、

 

今の気持ちとかこれからのことを一緒に考えていきましょう。

 

絶対的な正解は残念ながらありません。

 

それでも、少しでもいい方向に向かうための手段を一緒に考えたり、

 

辛い気持ちを吐き出したり、

 

なんとかやってみようかなという気持ちを活かしたり、

 

うまく行かなかったら別の手段を考えたり、

 

そんなことを誰かと一緒に考えるということ自体が安心感にもつながります。

 

夏休みが終わる少し前から、学校にいきたくない、始まるのが辛い、

 

どうしよう、課題が終わってなければ行かなくていいかな、とか、

 

たくさんの思いが溢れがちです。

 

一旦、それらを吐き出して、整理してみましょう。

 

ここまで書いてみて思うことは、

 

9月1日に死にたい気持ちが強くなりやすいことを一番分かって欲しいのは、実は死にたい本人よりも、子どもに関わる大人すべてです。

 

保護者の方、学校の先生、周りでしんどそうな人を見た人

 

「行きたくない」その一言が言えないんです。

 

表情が暗かったり、熱が出たり、

 

課題が終わらないから学校に行けないとか、

 

他の形で出てくるときもあります。

 

特に1学期が辛かった人は、特に思いつめやすいです。

 

死んでしまったら、何をどうしても取り返せません。

 

どうかSOSに目を向けてあげてください。

 

そして、休んでみる?と声をかけて見てください。

 

その一言で救われる子もたくさんいます。

 

さくせん「いのちをだいじに」は、某RPGをネタにしていることは、

 

一定の年代の人には伝わったかもしれませんが、

 

このさくせんでは、一緒に戦っている仲間が気づいたら回復の魔法をかけたり、

 

防御力を上げたり、周りの人へのサポートを充実させるものです。

 

辛い状況にある人が自分のことを自分だけで守るのは酷です。

 

どうか周りにいる人こそ、辛い状況にある人をサポートしてあげてください。

 

 

死にたい気持ちが強い人、死にたいわけじゃないけど学校が嫌な人、家が辛い人、理由はよくわからなくてもとにかく辛い人

 

以前、「逃げるは恥だが役に立つ」にちなんで記事を書きました。

 

臨床心理士が語る「逃げるは恥だが役に立つ」

 

学校という空間は、一つの国のようなものです。

 

学校での生活がうまくいかないことは、

 

選択肢が少なくなりがちな10代の生活では、

 

絶望的に感じたり、

 

規律から外れることはとても怖かったり勇気がいることかもしれません。

 

でも、大丈夫です。

 

「逃げる」のではなく「避難」です。

 

これから先の自分の人生を、自分らしく生きるための前向きな選択肢として、

 

「学校に行かないこと」を恥じることなく選んでください。

 

タイトルで「ただ逃げりゃいいのか」と書きましたが、

 

ここまで書いたことは、死なずに逃げたからこそ考えられる点でもあります。

 

なので、まずは「逃げてもいい」そこから始めましょう。

 

その次の手段を迷うときは、上記を参考に相談することも考えてみてください。

 

NPO法人日本オンラインカウンセリング協会   理事 中村洸太(臨床心理士)

 

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